ネイルスクール通いスタート!

2023年。

転職したり、同棲したり、婚約したり…何かと変化が大きい一年だったが、その中でも異質なイベントは、なんと言っても「ネイルスクールに通い始めたこと」だと思う。

 

昔から、漠然と美容関係に興味があったものの、特段オシャレではない…なんならダサいと言われがちな私にとって、ネイルスクールに通うなんて、ほんとうに清水の舞台から飛び降りるような決断だった。

 

サロンでのジェルネイル歴1年程度で、「ネイルはまぁ普通に好き」と言うレベルの私が、なぜ急にネイルスクールに通い出したかと言うと、主に4つの理由がある。

 

①会社を辞めて、自分のお店を開く、自分の力で稼ぐという夢を叶えたい

②INFPの特性を活かして、一対一の人間関係の仕事をしたい

③女性が「ホッ」とできる場所づくり、空間づくりをしたい

④センスが良いと言われる人間になりたい

 

こうやって並べると、どれもネイルでなくてはいけない…という必然性に欠くものではあるが、私をネイルスクールに駆り立てた理由として外せないものばかりなので、一つ一つ説明していく。

 

①会社を辞めて、自分のお店を開く、自分の力で稼ぐという夢を叶えたい

私は社会不適合者である。突拍子もない発言かもしれないが、10年以上ずっと思ってきたことだ。

高校は、全員同じ制服で同じような髪型をしていたことが気持ち悪くて不登校になり、中退した。

大学のサークルも入ってすぐに辞めてしまったし、仕事も、27歳にして2回転職している。

いわゆる「社会的にちゃんとしている」ことが難しい性分なのだ。周りからの評価も過度に気にするし、長続きしない。

じゃあ、そういう人が開業したらうまくいくのかというと…正直それはわからないけれど。

でも、仮に、今後会社員としてコツコツ信頼を積み上げていったとしても、その先に何があるのだろうか?毎日働きながら、なんとも言えない無力感を今から感じている。

忖度や、何にもならない社内政治に精を出すくらいなら、私は私の場所を作って、小さくても育てていきたい。バカにされるかもしれないけれど、本気でそう思っている。

 

②INFPの特性を活かして、一対一の人間関係の仕事をしたい

私はINFPである。(公式のセッションは未受講である旨、補足しておく)

真の理想主義者と呼ばれるが、内向型、直感的で、感情重視…計画を立てずに自然な流れを好む。

わかりやすいためにこの4文字を当てているが、要は、社会的な名誉よりも自分のやりたいことなどを重視しており、人一倍傷つきやすいタイプってこと。

 

そんな私が、心から尊敬している心理カウンセラーさんがいる。

ここでは名前を伏せるが、1人でカウンセリングルームを立ち上げ、柔らかな物腰でとっても素敵な女性だ。

私もそんな人になりたい、と思う。一対一でクライアントに向き合い、お話をしながら相手の深いところにまでグッと入っていく、そんな人に。

彼女の影響で、一時期カウンセラーを目指した時期もあったが、カウンセラーになると、あまりにも重い相談などで自分が潰れてしまう気がするし、今後1人で開業することを考えると、男性クライアントと一対一になることに抵抗があったので候補から外した。

そんな時、とあるネイルサロンに行ってピンときた。そのネイルサロンは、自宅の一角をサロンにしたプライベートネイルサロンで、ゆるく優しい雰囲気と、生活が溶け込んでいるような優しさを持ちつつ、一対一で楽しいお話をしながら爪が綺麗になっていく最高の空間だった。

カウンセリングというお話メインの場ではなく、ネイルという建前がありつつ、会話はカウンセリングのように話を深めていく。そんなことができれば、私がやりたい一対一の人間関係で働けるのではないかと思ったのだ。

 

③女性が「ホッ」とできる場所づくり、空間づくりをしたい

ここまで書いていて、大学生くらいに持っていた夢を思い出した。「大人が、いつでもふらっとやってきて、温かいお茶を飲んで癒されて、また頑張ろうと思えるような、ホッとできるような、そんな場所づくりをしたい」…という夢だ。

なんとも漠然としているが、高校時代から、保健室やカウンセリングルームにお世話になっていた私としては、本心かつ本気の夢だった。

その時は「大人の心の保健室」を作りたいという自分なりのキャッチコピーを持っていたが、まぁ、そう言う活動?事業?は儲からない、食えない…ということで、一般企業に就職して、今までOLをしているわけである。

でも、その夢が消えたかと言うと、全く消えていないどころか、大きくなった気がする。私自身が社会の荒波に揉まれて、心を消耗する中で、落ち着ける場所の重要性をより感じるようになったからだ。

仮に働いていない、例えば専業主婦の方だとしても、ホッとできる場所を求めているはず。

そんな、私の夢を叶えられる場所を作りたい!…となった時、カフェよりもネイルサロンの方が想像がついた。ネイルなら、めんどくさいおじさん客が来ないであろうこともポイントが高い。

 

④センスが良いと言われる人間になりたい

急に自分本位な理由だが、私はセンスが良いと言われる人間になりたいのだ。

裏を返せば、それほどセンスがない人間なのだ、私は…。(言っててちょっと切なくなってきた)

まず、服のセンスがない。

すごくダサい服を着ていると言うよりは、無難な服を着ていて、それ以上でもそれ以下でもない。インテリアに興味はあるが、家は無印とニトリで買った家具で溢れている。

文化的でオシャレな生活に憧れながらも、何をしたら良いのかわからず、ファッションや美容系の職業の方になぜか劣等感を抱いている…そんな感じ。

実際、就職する時に化粧品関連の企業を受けようとして周りから「らしくない」「意外」と言われてかなり凹んだ。

まぁ、そんなこともあり。

理想の自分とは?と考えた時に、自分だけの小さなアトリエを持ちながら、自分なりの美的センスで身の回りのものを選び、「なんかわからんけどオシャレ!」「センスが良い!」と言われる人間になりたいのですよ、私は。

きっと、ネイルを習ってネイルサロンをオープンするにあたっては、膨大なインプットと試行錯誤、そしてアウトプットが必要になるだろうから、その過程で自分の理想の自分(=センス良い人)に近づけるのではないか!と思ってネイルを学ぼうと決心した次第。

 

あぁ、なんだかとっても長くなってしまったが、2023年はこんな理由でネイルスクールに通い始めましたよ〜と言うお話。

 

まだ授業は4回しか受けてないし、技術もセンスももちろんまだまだだけど、今はとにかく目の前にあることが楽しい!

どんどんやってこ!